先日、風間俊介さん主演「ベター・ハーフ」を見てきました!まだ終わっていない作品なので極力ネタバレは避けますが、ネタバレが見たくない人はおすすめしません。(笑)
物語は、沖村という男が出会い系を通じて知り合った女性に諏訪の写真を送ったために、諏訪が代わりにいくことになる。そしてそこに現れたのは、トランスジェンダーの友人に頼まれて、これもまた代わりで行った平澤はるかだった…
というお話なのですが(語彙力がなく申し訳ない…)、想像していた展開と180度違ってびっくりしました!私だけかな?(笑)2時間ぶっ続け、登場人物は4人。お芝居だけかと思いきや歌ありダンスありコント(?)ありの盛りだくさん!一回も集中が途切れることはありませんでした。風間くんがザ少年倶楽部プレミアムで「あと1ヶ月後に本番迎えるなんて寒気がするくらい」と言っていた台詞量。まーーーーー多かった!たぶん全部聞き取れてない。これは大変だな、と。(笑)
風間くんが演じる諏訪は一番まともにみえて実は一番厄介で、モテるんだけど嫌われる。真野恵里菜さんが演じるはるかちゃんは、なんでそんなことを?!って驚くこともありますが女の子ってあんな感じじゃないかな。片桐さんにはずっと笑わせられました(笑)あんなにコミカルに、そしてみんなが同情してしまうような役、片桐さんにピッタリ!そして随所に組み込まれている中村中さんの弾き語り!!!!いいところで心に刺さる曲を歌うのでホロっときてしまいます。
ベター・ハーフを語るには必須のことが。それは「トランスジェンダー」。わたしはこの舞台で初めてこの言葉を知りました。たぶん、私みたいな人も多いと思います。大丈夫、そんな人にもわかりやすく説明してくれてます!!ベター・ハーフ優しい!!!!ただ綺麗事を並べているのではなくて、沖村(片桐さん)が序盤に汀(中村さん)に対して言ったこととか、中盤ではるかちゃんが言ってることとか、本当は言ってはいけないけどそういう思いもあるよね、という共感があって。それだけじゃなくて。先入観なく見たから、というのもあるけど純粋に「トランスジェンダー」の意味を知ることができました。
綺麗な恋愛ではなくて、互いに嫉妬したり嫌になったり、「リアル」な部分が多い舞台だと思いました。複雑だけど分かりやすい。ベター・ハーフを見た後、考えさせられることもありましたがすっきりとした気持ちになりました。そして、あんなに入り組んだ面倒なことになっていった「恋愛」をしたいな!と感じました。なんなんでしょう、この不思議な感覚は。
以上、ベター・ハーフの感想でした。おしまい。